
生命を撮り、歌い、語り、祈り、
人が表現できる場所を残す。
― 山中順子・aama|30日間の言葉 ―
光ばかりを追いかけていたら、
見えなかったものがあります。
人生には、
思うようにならない日もある。
立ち止まる日も、
誰にも言えない夜も、
大切なものを失うこともある。
けれど私は、
写真を撮り続ける中で知りました。
光は、闇があるから見える。
モノクロームの写真も同じです。
黒が深いほど、
そこに差し込む一筋の光は強くなる。
それは、人の生命も同じなのかもしれません。
喜びだけが人生ではない。
悲しみも、迷いも、孤独も、
その人だけが持つ陰影になる。
だから私は、
人生の影を消してしまいたいとは思わない。
その影も抱きしめながら、
それでも今日を生きる人の姿を残したい。
写真に。
歌に。
言葉に。
そして、人が集う場所に。
音屋369も、
いつも元気な人だけが来る場所ではなくていい。
歌いたい夜も、
誰かに会いたい夜も、
ただ音を聴いていたい夜もある。
それぞれの人生を持って、
ここへ来ればいい。
光は、闇から生まれる。
そして今日という一日にも、
まだ見つけていない光がある。
DAY 20|30日間の言葉
山中順子|aama
